ブラジル・バケツ・プリン

インターネットラジオOttavaを聞いていたら、大阪のりりぃさんというリスナーから、「ブラジルプリン」という商品があることを知らされた。
ブラジルにもプリンはある。
プリンはプディング(pudding)が日本語化したものだと思う。
対応するポルトガル語はプジン(pudim)である。
しかし、pudim brasileiro、つまりブラジルプリンという呼び方は全く聞いたことはない。

ブラジルプリンを検索すると、日本の二つのメーカーが別々の製品を出していることがわかる。
一つは協同乳業の「ブラジルプリン 練乳カスタード」、もう一つは雪印メグミルクの「プジン ブラジル風カスタードプリン」というのが商品名だ。
雪印の製品には、ポルトガル語プジンが名前に使われている。
発売日をみると、前者が2014年5月、後者が2014年3月なので、両製品の包装にみられる緑と黄色のブラジルカラーから連想されるように、間違いなくワールドカップ2014ブラジル大会に便乗した商品と断定してよい。

しかし、便乗したかしないかはともかく、ブラジルプリンと名乗るからには、ブラジル的特徴を備えていなければ看板倒れ、あるいは偽装商品だ。
プリンの原料はどこにもあるものだから、ブラジルプリンがブラジルから輸入されることはないだろう。
日本国産であるが、ブルガリアの国名使用許可を得たブルガリアヨーグルトというのと同じだ。
だからこの偽装は、産地偽装でなく、特徴偽装ということだ。
プリンがブラジルの国名使用許可を得ているかどうかは知らない。

ブラジルプリンのブラジル的特徴とはなにか。
ブラジルプリンという呼称は聞いたことはなかったが、ブラジルのプリンは食べたことがある、というか家でも作る。
そして探求を始めたのだった。

プディング(pudding)とは、一般に蒸して固めた食品の総称という。
語源が気色悪い。
「pudding の原型は古英語の puduc で、元来は腫れ物を指す語であったとされる」と
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
に書いてある。
膿のことをポルトガル語でpusというのだが、これとは関係ないと思いたい。
プリンを食べるとき、腫れ物や膿など連想しないように努めよう。

カスタードプリン(en. custard pudding)はプディングのひとつで、牛乳・卵・砂糖を固めた洋菓子と定義されている。
固めるメカニズムであるが、卵を加熱するとたんぱく質が固まる性質を利用している。
加熱が必要なく、溶かして型に入れて冷蔵庫に入れるだけというインスタントプリンは、ゼラチンなどを利用しているので、ケミカル・プリンと言われる。
ケミカルなんて言われると、なんか胡散臭くなるが、ゼラチンは動物由来のタンパク質だからそんなに気持ち悪がることもないようだ。

さて、英語版・ポルトガル語版のWikipediaをみると、日本語版にない記述があった。
カスタードプリンのラテンアメリカ・バリエーションというのがあって、その中で、ベネスエラとブラジルでは上にあげた通常の材料に加えて、コンデンスミルクを使うと書いてある。
なるほど、コンデンスミルク(加糖練乳)の利用が、ブラジルプリンの特徴であることが一応第三者の記述で検証されたわけだ。

ここまでわかったのであるから、ブラジルプリン、プジン、練乳カスタード、呼び方はなんでも良いが、作り方を書いておこう。
宣伝するわけではないが、ブラジルで一番良く知られている加糖練乳はNestle社のLeite Moça(レイチ・モッサ)であるので、そのサイトから写させてもらった。

材料
[シロップ]

  • 砂糖カップ1杯
  • 水カップ1/2杯

[プジン]

  • 加糖練乳 1缶(約400グラム)
  • 牛乳 上の缶で2缶分
  • 卵 3個

作り方
[シロップ]

  • 鍋で砂糖を金色になるまで加熱して溶かす
  • 1/2カップの湯を加え、かき混ぜる
  • 砂糖が溶けて粘りが出るまで加熱する
  • プリン型(穴あき直径19cm)の底に敷きこむ

[プジン]

  • ミキサーで材料を良くかき混ぜて、シロップを敷いた型に入れこむ
  • 型を湯煎にしてアルミ箔の蓋をかぶせ、オーブン180℃で1時間半焼く
  • 冷めたら冷蔵庫で6時間冷やす
  • 型から外してできあがり

プジンの材料だけで卵1個を50gとして1.35kg、シロップを加えると1.5kgになるだろう。
甘い、あまーい、あま~いブラジルプリンを自作すれば腹いっぱい食べられる。
ブラジルバケツプリンを作ったら、一人で一気に全部食べるのは拷問に近いのではないか。
拷問でなくても、カロリー過剰と高血糖高コレステロールの隠れ罠が待っているから、健康に注意して子供のときの夢をかなえてほしい。

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南米諸国はみなホーム

36年ぶりの南アメリカ大陸でのワールドカップ開催なので、ブラジル近隣諸国のサポーター観光客が大挙押しかけている。
36年前というと1978年になるが、アルゼンチン大会であった。

ワールドカップ2014ブラジル大会は、南アメリカの観光客の集合地となっている。
なにしろウルグアイ、アルゼンチン、チリ、エクアドル、コロンビアに加え開催国ブラジルの6カ国が参加している。
チリとエクアドルはブラジルと直接国境を接していないが、全部地続きだ。

FIFAによると、南アメリカから大会全期間に観戦にやって来るのは15万4千人と予想されている。
一番多いのはアルゼンチンで61,021人、2位はコロンビア54,477人、3位はチリで38,638人と発表された。
FIFAによる、この端数まである集計値は、チケット購入ベースなのだろう。

15日にリオ・デ・ジャネイロのマラカナン・スタジアムでボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦に勝ち、意気上がるアルゼンチン応援団はリオの街角や海岸で観光を楽しんでいたようだが、次のイラン戦のため、この19日からベロ・オリゾンテに大移動を開始している。
21日の土曜日までに、アルゼンチン代表のキャンプ地であるベロ・オリゾンテにいる同国人と合流して、同市に2万5千人のアルゼンチン人が集結するとみられている。

中には暴発する連中もいる。
http://g1.globo.com/rio-de-janeiro/noticia/2014/06/chilenos-que-invadiram-maracana-terao-que-deixar-o-pais-diz-ministerio.html
18日にリオ・マラカナンで前大会チャンピオン・スペインに引導を渡したチリであるが、チケットを入手できなかったチリ人サポーターの集団が、警備の薄いプレス・センターの防護柵とガラス扉を突破してスタジアム侵入を図り、プレス・センターの仕切り壁などの施設が破壊された事件があった。
85人のチリ人が逮捕され、72時間以内の国外退去を条件に釈放となった。
Chi chi chi le le le VIVA CHILE チケットなければ花と散れ、と散ってしまったチリ人だ。

ブラジルと道路交通のある国は多いが、その行き来が一番容易で交通量も多いのはアルゼンチンだろう。
そのアルゼンチンやその他の国からキャンピングカー、軽トラック、普通の乗用車などでやって来た連中の中には、相対的に物価の高くなっているブラジル大都市の駐車場料金を払うのを惜しんで、通りに無断駐車の壮大な列を作っている。

ピックアップトラックの荷台で寝ていたら雨でびしょぬれとか、朝起きたらバール(バー、飲み屋)の前の舗道だったというホームレス生活状態とかの外国人が、ニュース画面に登場した。
警察もそんなことでは逮捕もできず、しかも大勢いるので、説得を試みるくらいしかできないようだ。
まあこの連中は祖国のチームを追って5日も経てばいなくなるし、別の国の連中がやってきてもワールドカップが終われば誰もいなくなるだろうし、そのときになったら、けっこう連中は付近のバールやレストランで金を落としてくれたなあ、と懐かしがられるかもしれない、なんて思う。

というわけで、南アメリカの国々は、もちろんブラジル戦を除いたらではあるが、ホーム状態である。
第2戦を見どころのない(sem espetáculo)と評された試合で10人のギリシャと引き分けた日本は、グループ2位の座をグループステージ最終戦のコロンビア戦勝利と他の2チームの結果に依存する極めてわずかな可能性にかける。
これまでの日本戦の日本サポーターは6千ないし7千とみられているが、クイアバのパンタナル・スタジアムで行われるコロンビア戦は間違いなく、強敵である上に日本のアウェーだ。
もう無理ゲームなんだから負けても完全燃焼、後味のすっきりした試合をしてほしいものだ。

http://g1.globo.com/distrito-federal/noticia/2014/06/torcedores-dos-eua-foram-os-mais-barrados-no-pais-desde-inicio-da-copa.html
ついでに入国審査ではねられた外国人リストだ。
2014年6月12日から18日までにブラジルへの入国を拒否された外国人は79人と発表された。
主催者側はワールドカップ大会前に、札付きフーリガンのブラックリストを作っていたと聞いているが、この79人が全てフーリガンのリストにのっていたため拒否されたかどうかは不明だ。
出場国以外の国籍もみられるからだ。

24人:米国
18人:ナイジェリア
15人:アルゼンチン
2人:ブルガリア、チリ、フィリピン、イラク、メキシコ、ポルトガル
1人:アンゴラ、サウジアラビア、オーストラリア、コロンビア、スペイン、ハイチ、ジャマイカ、ペルー、連合王国、モンテネグロ
合計79人

国歌を礼拝堂で力一杯歌う

今日までワールドカップ2014ブラジル大会で、ホスト国ブラジルの登場は12日開幕戦と昨日17日の2試合があった。
テレビの報道を見ると、ブラジル応援団が、”cantou (o hino nacional) a capela”と言っていた。
国歌を礼拝堂ふうに歌った?

ポルトガル語capelaに対応する、英語のchapelチャペルは日本語にもなっているだろうが、辞書を見ると小教会、小聖堂、礼拝堂と書いてある。
普段は無人のこじんまりとした教会や、病院の中にある礼拝室などがカペラと呼ばれているようだ。
そう、こちらでは大きな病院の中に礼拝室が備わっていることが多い。
患者だけでなく見舞い客も心の支えを求めてお祈りするのだろう、小さいが教会の中にいるような落ち着ける空間を作っている。

そして、日本語でも音楽用語だろうか、無伴奏の歌唱は「アカペラ」という。
音楽用語というとイタリア語であるから、”a cappella”というのが原語であり、ポルトガル語でも意味と発音は同じようである。
国語辞典には、《礼拝堂ふうに、の意》楽器の伴奏を伴わない合唱曲、と書いてある。
語の区切りを意識すると、「ア・カペラ」だ。

開幕戦の最初は見損なったので、第2戦直前の国歌演奏を少し注意深く見た。

メキシコ国歌が終わったあと、ブラジル国歌の番だ。
セレソン(代表)の選手たちは、音程は分からないが、大きく口を開けて歌っている。
国歌をしっかり歌うのは、心を力づけ決意を固める意味もあるのだろう。
歌詞の意味するのは国家独立の由来と祖国の誇りであるからだ。

国歌には短いものも長いものもある。
長い上に2番以降の歌詞、つまり繰り返しのあるものもある。
ブラジル国歌は長いし2番がある。
歌詞には普段聞かないようないかめしい単語が出てくる。

会場に流される国歌演奏は真中部分をカットした短縮版だった。
大多数を占めるブラジル応援団観客はどうしたか。
テープ(テープではないのだろうが慣習なので)で流れる短縮版演奏を全く無視して、演奏が終わってからもスタジアムをうめる大観衆は、短縮版でない本来の歌詞全部を、勝手に、といってもバラバラでなく斉唱で力いっぱい、一番だけであるが最後まで歌っていた。

ワールドカップ大会ホスト国であることの利点はいろいろあるだろうが、観衆が長い国歌を全部おもいっきり歌えるというのもその一つなんだと認識させられた。

自国民や近所の国が何かと言ってケチつけること無く、精一杯歌ってもらったり、スポーツ選手に誇らしく掲げてもらったり、ブラジル国歌やブラジル国旗は、無生物だから何もうれしくも悲しくも思うわけはないのだが、幸せな国歌であり、国旗であると思う。

幻のクイアバ電車

Em Cuiabá, obras prometidas para a Copa estão longe de terminar
クイアバのW杯関連工事、完成から程遠い

Edição do dia 06/06/2014
06/06/2014 21h56 – Atualizado em 06/06/2014 22h11
http://g1.globo.com/jornal-nacional/noticia/2014/06/em-cuiaba-obras-prometidas-para-copa-estao-longe-de-terminar.html
ブラジル中西部のマット・グロッソ州は、南アメリカ大陸の内陸中央部に位置して、平坦で高生産性の穀倉地帯であり、その州都クイアバは、エコツーリズムの地、広大なパンタナル湿原への入口でもある。

Arena Pantanalの工事は終了、ワールドカップ2014ブラジル大会の4つの試合を待つばかりとなっている。
その中には現地時間6月24日16時日本-コロンビア戦があるので、日本人の注目度も高いはずだ。
しかしスタジアムの外側をみると、工事現場そのもののところが多い。
クイアバ都市圏の交通インフラは、56件の工事が予定されていたが、そのうち完成したものは19しかない。

クイアバのVLT(Veículo Leve sobre Trilhos)、つまりライトレール車両(Light rail vehicle, LRV)の計画では、空港から都心部(セントロ)で分岐して二つの地区までの総長22キロメートルが建設されることになっていた。
編成定員400人の車両40両購入は既に済んで、車両基地に並んでいる。
この工事は当地方の交通インフラ投資で一番高額なもので、予算15億レアルである。
予定ではワールドカップまで開通していたはずだが、路線工事は50%しか進捗していない。

計画では大通りの中央分離帯部分に線路が敷かれることになっていたが、現在多くの作業員の足の下にあるのはただの土である。
広い中央分離帯で現在行われている工事は、なんと、遅れている工事を応援観光客の目から隠すための芝張りというから驚く。

今週になってOAB(ブラジル弁護士会)、CREA(工学・農学地域審議会)とCRC(会計学地域審議会)は、SECOPA(クイアバ州政府ワールドカップ特設局)がすべての契約書・領収書・工程表を公開するよう訴えを州裁判所へ起こした。
賄賂支払い、不正入札、資金横流しなどの重大な密告が多数あるからというのが理由である。

報道時点で、州政府は工事遅延の原因は用地取得と計画変更であると弁明、裁判所は訴えで要求されている書類の72時間以内の公開を命ずる判決、VLT工事担当コンソーシアムはコメントを発表していない。

ということだ。
どれだけの日本人サポーターがクイアバを訪問するのかは知らない。
空港から都心へ行くバスやタクシーで、大通りの中央分離帯を見てほしい。
真新しい継ぎ目も明らかな芝ブロックが見られるだろう。
そうしたら「本当は真新しい新交通システムの車両に乗って、この芝生のあるところを通っていたはずなのだ」と想像してほしい。

そしてクイアバの住民には、横流しや賄賂で消えかかっている資金を取り戻し、工事がうやむやになって、投資された連邦資金がまるまる消えてしまうことの無いよう監視してほしいものだ。
その意味でワールドカップ期間中会場都市で頻発するだろう抗議運動には同感しているので、平和に活動してもらいたいものだ。

ナタル新空港は旅の鬼門か醍醐味か

Novo aeroporto de Natal começa a funcionar com dois meses de atraso

http://g1.globo.com/jornal-nacional/noticia/2014/06/novo-aeroporto-de-natal-comeca-funcionar-com-dois-meses-de-atraso.html

ナタル(Natal)はポルトガル語でクリスマス、というのもこの語は「生まれた」という意味で、場所などの名詞を修飾する形容詞でもあるから、この世で一番著名な人物というか神の子イエスの生まれた日ならクリスマスだ。
そしてブラジルでこの名を持つ都市は、ブラジル北東部リオ・グランデ・ド・ノルテ州の州都であり、現在の話題を追うと、この6月19日19時(現地時間)に日本-ギリシャ戦が行われるところである。

ナタルの新空港がまあ大変なのだ。
既に2カ月前に完成しているはずだったのに、ようやくこの週末、5月31日に2カ月遅れで運用を開始した。

当然予想されるように最初から混乱続きである。
運用3日目の6月2日、ポルトガル行きの便が新空港から出発すると聞いてやってきたグループは、飛行機の影すら見ず大慌てだった。
パルナミリン(Parnamirim)にある旧来のアウグスト・セヴェロ国際空港(Aeroporto Internacional Augusto Severo)は運用を停止して、すべて新しいサン・ゴンサロ・ド・アマランテス空港(Aeroporto de São Gonçalo do Amarantes)へ移転するはずだったのに、国際線だけは旧空港に残されたからだ。

まだいくつも未完成な部分がある。
例えば防犯カメラが取り付けられていない。
税関システムがまだ完成していない。
管轄する連邦税庁(Receita Federal)は、今週にも完成する予定と言っている。

インターネットでの情報照会システムがまだできていない。
リオ・グランデ・ド・ノルテ発着便のデータは、 インフラエロ(Infraero、空港インフラ公団 Empresa Brasileira de Infraestrutura Aeroportuária)のサイトで見ると空白になっている。

空港の標識もまだできていないので混乱を招いている。
別の(旧)空港を指示されていたのでそっちへ行ったら、新空港だと言われた。
あわててこっちへ向かったのだが、新空港に到着したのは2時間遅れだったという気の毒な人がいる。
テレビ画面を見ると、更地に囲まれた何も標識のない分岐点が写っている。

民間航空担当相によると正式な開港式は6月9日、連邦税庁税関システム運用開始は6月4日に予定している。
開港は日本-ギリシャ戦のわずか10日前である。

以上は3日前、6月2日の報道である。
10日でテストがうまくいって問題なく空港業務ができていればいいのだが、そうでなかったらどうするか。
ただでさえ待ち時間中の搭乗ゲート変更など当たり前に起こるブラジルの空港である。
情報システムに不備があると、アナウンスと表示に食い違いがあったりして困惑することなどが予想される。

空港にはたくさんのボランティアがいるはずである。
ボランティア募集はかなり時間に余裕を持って行われた。
FIFAが募集したものと、ブラジル連邦政府スポーツ省が募集したものがあるが、いずれも訓練はしっかりしていると思われる。

ブラジル人は、ナタル空港の例をみると、計画性無く大雑把でいい加減であるかもしれないが、ボランティアの人たちは、当時の報道をみると志を持って全世界からブラジルにやって来る人たちを暖かく迎えて、困難が起きても親身になって解決してくれる熱い心のある人たちだと信じたい。

このブログを見ると犯罪の多い暴力社会の側面だけが強調されるきらいがあって、それはそれで特に世界一安全な日本からやってくる人には注意し過ぎるほど注意してもらいたいものだ。
しかしブラジルの一番の魅力といえば、海山川平原湿原乾燥地いずれも(まあ高い山や冬の雪景色などは求められないが)壮大で豊かな大自然でも、南半球最大の経済を具現した都会でも、高度な生産性を誇る農牧地域でもなく、ここはブラジル人そのものと言っておこう。

困ったらボランティアを大いに頼りにしてほしい。
そして、ナタルの空港だけでもなくどこでも時間には余裕を持ち、ボランティアその他からデモやストの情報を得て、運悪く強盗などにあった時のイメージトレーニングをして危険に備えておけばブラジル旅行も無事に終わるだろう。

W杯スタジアム観戦ルール

W杯、して良いこといけないこと冊子
Cartilha diz o que pode e o que não pode durante a Copa do Mundo

http://g1.globo.com/jornal-hoje/noticia/2014/05/cartilha-diz-o-que-pode-e-o-que-nao-pode-durante-copa-do-mundo.html

こんな間近になって、消費者保護機関からワールドカップブラジル大会のスタジアム観戦マニュアルがでてきた。
スタジアムに入るときには、食料・飲料の持ち込みは禁止、かさばる荷物の持ち込みはできない。
荷物の大きさは(たぶん一辺)最大25cmまで。

FIFAの指針で、次のこと・ものは禁止される。

  • 大きさを問わず楽器、もちろんブブゼラを含む
  • 2m x 1.5mを超える幕・旗
  • 旗竿は柔軟性のあるプラスチック製であること
  • 盲導犬を除く動物(動物を持ち込む人なんているのか?)
  • 花火、発煙筒、爆竹その他煙を出すもの(ブラジルっぽい)
  • 大型の傘・日傘、ガラスのビン・コップなど投げるとけがをする危険のあるもの
  • スプレー缶、ライター(喫煙者はどうするのか?)

政府はまた、ブラジルの消費者保護法を説明する観光客向けの小冊子を配布する。
ポルトガル語、英語、スペイン語で書かれている。
ホテル・レストラン、飛行機やバスの遅れなどで困ったときに相談・苦情を受け付ける機関を示している。
迅速な対処ができるよう、消費者保護統合センターが現地に特設された。

もう縦5メートル横10メートルの巨大応援旗を作ったし、特製ブブゼラも買ってしまったし、いまさらそんなこといわれても困るよ、というサポーターもいるかもしれない。
ブラジルだからいい加減にというか、臨機応変にできるような気もするが、持ち込めない可能性は大きいので没収される覚悟でいてほしい。