8か80は良いが18と88はだめ?

<ヒトラー賛美の隠語>洗剤宣伝のはずが…ドイツで出荷停止

毎日新聞 5月11日(日)20時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140511-00000051-mai-eurp

こういう見出しを見ると、問題の隠語とはなにか非常に気になって思わずクリックしてしまうものだ。
何しろ、南米というとナチス残党の隠れ家といわれて、ひっそり世を忍んでいた者の正体がときどき不意に明らかになってニュースになることがある。
今はみな老人なので、まあ放っておいても自然に忘れられ消えていく運命とは言えようが。

記事を見ると、アルファベットの8番目がHのため、88がハイル・ヒトラー(Heil Hitler=ヒトラー万歳)、18がアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を示すとされている。
隠語というから、なにか単語かフレーズなのかと思ったら、数字ではないか。
15, 16, 17と数を数えてきて、18となったらドイツ人は胸がドキドキするのだろうか。
出席番号が、まあそういうものがドイツの学校にあったならばだが、18にあたる生徒は嫌な思いをして一年を過ごすのか。

洗剤に88とか18とかの数字が書かれているのは、その製品の総量で88回あるいは18回洗濯ができるという、ごく当然な理由なのだがやはりアウトなのか。
「ナチス賛美につながる宣伝が刑法で禁じられている」というから、禁じられているのは賛美につながる禁句を宣伝に使うことであり、製品の包装に堂々とこの数字を書くことは避けるべきなのだろう。
87回とか19回だったら問題なかったわけだ。

ポルトガル語Wikipediaには、
“Normalmente, o número 88 é associado à saudação utilizada pelos Nazis, “Heil Hitler”. Visto que H é a oitava letra do alfabeto, 88 torna-se HH.”
と書いてあるから、88がハイル・ヒトラーを意味することは一部では知られているようである。

ブラジルに「8か80」(Oito ou Oitenta)という表現がある。
http://www.significados.com.br/oito-ou-oitenta/

“Oito ou oitenta significa extremos, tudo ou nada.”
と説明されているので、”all or nothing”、両極端で中庸は無し、という意味だ。

漢字の「八」は末広がりの形だ。
十八番とは、最も得意な芸や技である。
米寿は88歳の長寿お祝いである。
八十八夜とか四国八十八箇所とか88はかなり良いイメージの数字である。

8は中国人にとっては縁起の良い数字という。
ナンバープレートの入札で8888など超高価になると聞いたことがある。

ブラジルでは88というとすぐに思い出すイメージが二つある。
さっそく見てもらおう。

 八十八蝶 Borboleta Oitenta e oito (学名Diaethria clymena)


八十八蝶 Borboleta Oitenta e oito (学名Diaethria clymena)


オイルサーディン缶

オイルサーディン缶

オイルサーディンの宣伝文句は、
「8でもない80でもない、88だ」Nem oito nem oitenta, é oitenta e oito
「8か80」のもじりとみた。

オイルサーディンのマークがなぜ88というのかは不明である。
ましてや蝶の羽の88はなぜかといわれても、創造の偶然あるいは進化の気まぐれというしかない。

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