スタジアムでは絶対サルの真似はするな

ブラジルのサッカーシーズンは2月に始まり12月上旬に終了する。
南半球なので、秋に始まり春に終了する点は、欧州と同じといえる。
秋といっても2月は暦上は夏であるし、12月上旬は暦では春といっても実感はやはり夏なので、実情は夏に始まり夏に終わる、何だ一年中やっているでないか、と思われるが、実際そんな感じである。

ともかく、南半球の、南アメリカの国際クラブ大会である、Copa Libertadoresも始まった。
ブラジルはミナス・ジェライス州の首都ベロ・オリゾンテの名門、エンブレムにその名の南十字が輝くCruzeiro Esporte Clube(クルゼイロ)は、1976年に当時のインターコンチネンタルカップで、1997年には当時のトヨタカップで訪日している。
日本での戦績は残念ながら、1976年にはバイエルン・ミュンヘンに負け、1997年にはドルトムントに負けている。

先週のことだが、2014年2月12日にペルーのHuancayoで、Real Atlético Garcilasoと対戦したクルゼイロのアウェー試合で、ペルーの観衆が、クルゼイロのMF、Tinga(チンガ)がボールを持つたびにサルの吠え声や仕草のまねをして、その人種差別的態度がブラジルのメディアに流されて問題になっている。
Paulo Cesar Fonseca Do Nascimento“Tinga”と書いてあるので、チンガはあだ名である。

ブラジルに人種差別が全く無いわけではなく、当のチンガが、嫌な思いをすることが時々あるとインタビューで語っていたと思うが、ペルーでの試合のビデオを見ると、スタジアム全体に響く大勢の群衆による、あからさまなからかいは異様である。

14日の報道によると、南アメリカフットポール連盟 Confederação Sul-Americana de Futebol (Conmebol)は、調査を開始するとそのサイトに発表した。

もともと開放的とみられるブラジルの中でも、とりわけ群衆の感情が発露するスポーツ応援の場である。
ワールドカップでは本国からはるか遠くにやってきて、群衆の感情の爆発に浸りきった開放感満開の日本の観衆が、おかしなまねをしている隣の外国人を見て、これは面白そうだとサルのまねの猿マネをしたら大変だ。
日本人も人種差別をしていると全世界に放送されてしまう。

言わずもがなと思うが、誰かに向かってサルのまねをしてからかうのは、相手は人間以下、人間ではないと言っているのと同義である。
民度の高いと自負する日本人のことだから余計な心配だとは思うが、やってしまうと知らなかったでは済まされない問題になりかねないので、取り上げてみた。
題名は「スタジアムでは絶対サルの真似はするな」としたが、もちろん、一人でいるとき以外はスタジアムの外でもサルの真似はしないほうがよいだろう。

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