ブラジルのデジタルネイティブ人口世界4位

http://g1.globo.com/tecnologia/noticia/2013/10/brasil-possui-4-maior-populacao-de-nativos-digitais-do-mundo-diz-onu.html
こんな調査結果が出た。
国連の機関、国際電気通信連合 União Internacional das Telecomunicações (UIT) によるMeasuring the Information Societyである。

デジタルネイティブ(po. nativos digitais)の定義は、きっちり定まったものでない。
国際電気通信連合自体もそれを認めていて、調査結果を発表するのもこの10月7日が初めてである。
ここでは、15歳から24歳の若者で、5年以上webを使っている者、とされている。
15歳から24歳はともかく、どうやって、「5年以上webを使って」いるかきっちり調査できるのだろうか。

ともかく結果を見てみよう。
デジタルネイティブは現在世界人口の5.2%を占め、同世代若者の30%に相当し、インターネット使用が普及していない発展途上国の多い中では少数派である。
同調査は、インターネット自体が普及途上であり、2007年時点で世界人口の21%しかアクセスしていなかったと指摘している。

ブラジルはデジタルネイティブが2千万人以上いて、その数は世界4位という。
結果が興味深いので、ここにのせてみよう。
第1列 国名、第2列 (デジタルネイティブの)人口(百万人)、第3列 総人口中のデジタルネイティブ%、第4列 同世代若年中のデジタルネイティブ%

Brasil tem a 4ª maior população de jovens entre 15 e 24 anos com mais de cinco anos de uso da web, o ‘nativos digitais’

País População,
em milhões
Fatia de
‘nativos digitais’
na população, em %
Fatia de
‘nativos digitais’
entre os jovens, em %
1º) China
中国
75,2 5,6 34,7
2º) EUA
アメリカ合衆国
41,3 13,1 95,6
3º) Índia
インド
22,6 1,8 9,5
4º) Brasil
ブラジル
20 10,1 60,2
5º) Japão
日本
12,2 9,6 99,5
6º) México
メキシコ
9 7,8 43,3
7º) Rússia
ロシア
8,9 6,3 49,6
8º) Alemanha
ドイツ
8,2 10,1 94,2
9º) Vietnã
ベトナム
7,5 8,4 43,6
10º) Reino Unido
連合王国
6,9 11,1 85,9
Fone:UIT/ONU

表に見るように、中国やインドなど、現在の普及率が低い(それぞれ同年代若者の34.7%, 9.5%)は、合衆国や日本(それぞれ同年代若者の95.6%, 99.5%)と比較すると、伸びしろは大きい。
ブラジルも同年代若者の60.5%だから、まだ増える余地は大きい。
「人口が多ければ多いほど良いわけではない」と、中国インドなど人口大国である発展途上国をさして言うことがあるが、一概にそうとも言えないようだ。
増加する余地は、希望と同義であるからだ。
いつの日か、実人口順位と、デジタルネイティブ人口の順位が一致する、デジタル平等時代が来るのだろうか。

しかし同調査は同時に、ブラジルの情報サービスが世界水準でみて高価なことも指摘する。

ブロードバンドモービル(banda larga móvel)、正確な定義はここには書かないが、ブラジルは1分が0.74米ドル、これは最安の韓国0.01米ドルとは比較にならない。
ブロードバンド定置接続(banda larga fixa)は、US$ 17.20、約40レアルで、安い方から世界55位である。
SMS (Short Message Service)のメッセージUS$ 0.23は、世界で2番めに高額である。
注釈を入れさせてもらうと、US$ 0.23にレアル/ドルレートR$2.20を掛けると、R$0.51、ある携帯プリペイドプランでは、SMSを使用した日にかかる定額料金で、同じ日に送れるメッセージ数に制限はない。
同じプリペイドプランでは、インターネット接続も使用した日にR$0.50課金となっているが、接続速度については、使ったことがないので分からない。

世界各国に多数の通信会社があり、それぞれが異なる接続サービスプランを持つから、このような調査は複雑であることは理解できる。
その分、結果の解釈には柔軟性が必要であろう。
元資料で付属4に詳細があるらしい。(*Annex 4 features the statistical tables of prices used to compute the ICT Price Basket. It includes detailed price data for 161 countries broken down by cost of fixed- telephone, mobile-cellular and fixed-broadband services, for the year 2012.)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中