めばちこになりたくなかったら妊婦を避ける

ものもらいができた。
正式には麦粒腫である。
関西で言う、めばちことか言う呼び方は、関東人からみると新鮮でかわいらしく映る。

ポルトガル語では何と言うか?
terçol(テルソル)と書いてある。
しかし、俗称がおもしろい。
bonitinho (dos olhos)と言うそうである。
ブラジルの一部の地方でそう呼ばれるらしい。
(目の)かわいいやつ、という意味だろうか。
「めばちこ」も可愛らしいが、bonitinhoは一種の反語なのか。

それにまつわる俗話がまた不思議である。

あなたが何かおいしそうなものを食べているところを想像してもらいたい。
たとえば、暑い日に公園のベンチで、アイスクリームなどを味わっているといったところだ。
そのとき、その前を妊婦が通りかかって、彼女が「おいしそうだ、私も食べたい」と思ったら、すかさずその食べ物を「食べませんか」とすすめなければならない。
妊婦は当然女性であるが、アイスクリームを食べているあなたは、妊婦の家族・友人だろうが赤の他人だろうが、女だろうと男だろうと関係ない。
妊婦さんが「食べたいな」と思ったのに、あなたがその食べ物をあげなかったら、あなたはその報いにbonitinhoつまりものもらいを貰ってしまう、というのだ。

どうしてこんな言い伝えがあるのかわからない。
妊娠している女性は栄養を取る必要があるので、食欲を満たしてあげなければならないという教えなのだろうか。
あるいは、妊娠している女性の食欲は限りないので、食欲をそそるまねはするなという教訓なのだろうか。

しかし面倒である。
ものもらいをもらいたくなかったら、目の前を通るすべてのお腹の大きい女性に、「どうですか、食べませんか?」を声をかけなければならない。
声をかけなければ、妊娠している女性が食べたいと思ったかどうか、確認するすべがないからだ。
そうしなければ目が腫れるはめになる。
それが嫌だったら、おいしいものを食べるときは隠れて食べなければならないが、家族の女性が妊娠している場合に隠れるのは、これまた厄介である。

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