コリンチアーノのチーム愛

コリンチャンスのファン、これをブラジルではコリンチアーノ(corint(h)iano)というのだが、常軌を逸する努力をして訪日している。

12月のブラジルの空港は、日本を訪れるコリンチアーノでごった返している。
サンパウロ領事館発行のビザ発行数は急増した。

商店主ロドルフォ氏(Rodolfo da Fonseca)は、サンパウロの自宅改築を中止した。
その金は、日本行きの旅行に当てた。
彼は、いとこと一緒に、コリンチャンスの試合を見に行くのだ。

「テレビを売った。
ビデオゲームを売った。
金を手にしてから言ったんだ。
『俺は日本へ行く。異論は認めない。』」
彼は明かす。

「私の応援仲間友人は、質入れしたり、(胴元になって)くじ券を売ったりしたよ。職場の同僚もくじ券でかなり金を作ったわ。」
事務員ナタリア(Natália Rodrigues Zanotti)さんは語る。

このチーム熱愛のため、在サンパウロ日本大使館のビザ発行数は、2ヶ月で8500にのぼった。
この数は、普段の5倍に当たる。

ミナス・ジェライス州ポソス・デ・カルダス(Poços de Caldas – MG)のマルコス(Marcos)さんの家族は、旅行をあきらめた。
彼だけは、サポーターの信念を抱き搭乗する。
「チモン(timão 偉大なチーム、コリンチャンスの愛称)がチャンピオンになるのをこの目で見るんだ。
俺は優勝カップを取りに行くんだよ。」

商売を営むフェルナンド・コニシ(Fernando Konishi)さんの旅行トランクには、コリンチャンスのネーム入りの服しか入っていない。
彼は家族一同で日本へ行く。
チモンを見るために、10人家族全員借金をしている。

「後先考えず行動してしまう典型だね。
じっくり考えたらこんなことするわけがないだろ。」
彼は笑う。

コリンチアーノはグアルーリョス空港で搭乗する。
ここ数日は、サンパウロ国際空港は熱狂的サポーターの集合場所になってしまった。

「私はうれしいけれども、同時に悲しいの。
というのは私は行けないから。
わかるでしょう。」
主婦イザベル(Isabel dos Santos)さんは言う。

販売マネージャー・ヴァルミル(Valmir Domingues)さんは車を売った。
しかし息子たちを連れていくのにはお金が足りなかった。
彼らを説得するのに殺し文句を使った。
「お父さんは運がついているんだよ。
1977年から決勝を逃したことがないんだ。
今度もね。」

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