さようなら、すなのみよ

久しぶりにすなのみ(砂蚤)が足に入った。
ポルトガル語ではビショ・ジ・ペー(bicho-de-pé)、意味は「足の虫」と、そのまんまの名前だ。

数日前から右足の中指の先が、かさかさした感じだったので見ると、血豆ができたように見えた。
どこかで指先を踏んづけたかしら、でもいつどこで?
と放っておいたが、金曜日の夜になってむずむずしてきた。

よく見たらすなのみだった。
見たかったらクリック
この写真の中心先端の黒点が尻に相当して、これを通じて呼吸している異生物が皮下組織に食い込んでいて、血流から栄養を奪って繁殖の機会をうかがっているという、あの映画エイリアンのごく小型版という感じである。
まああの不幸な宇宙船の乗組員や、寄生蜂に卵を産み付けられて体内で無数の幼虫を養わされるアオムシのような悲惨な目には合わないけれど、寄生された生物の惨めさの片鱗を感じることができる。
知性はないし体も小さいけれど、この皮膚を透けて見えるところに邪悪な異生物がいるのだと大げさに考えると、身震いしないか。

エイリアンやコマユバチのことは忘れて、すなのみにもっと早く気づいていたら、こんなに大きくなる前に取り除くことができただろう。
翌日まであと一晩「飼ってやって」から、昼の明るいところで皮膚を切開、すなのみ取り出しをしようと思ったのだが、妻が今取るのだといってきかない。
だから金曜日の夜に、妻が除去手術(というほど大げさなものだろうか?)を実施した。
器具は消毒した縫い針一本で、時間は5分か10分くらいかかっただろうか。

組み写真で実況も考えたが、気持ち悪いし、照明状態も良くないのでやめにした。すなのみを除去した痕の穴ぼこはこうなった
気持ち悪いの嫌いな向きはクリックしないで。

いつどこですなのみを拾ったのだろうか。
鶏小屋に草履で入ったときだろうか、草ぼうぼうの中を歩きまわったときか、鶏ふんの山のそばを通ったときだろうか。

何回かすなのみに取りつかれた経験では、どちらかと言うと乾燥した気候のときに、鶏ふんや豚ふんなどの有機物のあるところを、裸足や草履で歩くとすなのみが足につきやすいと思う。
長いパンツと長靴で装備していれば、とりつかれる可能性は非常に低いだろう。
しかし、すなのみはノミ(po. pulga)の仲間、20cmくらいはジャンプするという。
ジャンプして長靴の中に飛び込むこともありそうだ。

最近調べたら3.5cmくらいしかジャンプできないらしい。
ということは普通の靴を履いていれば大丈夫だろう。

普通すなのみはそのポルトガル語名から察するように、足の指や裏に入ることが多いのだが、ネット検索したら、ペニスに入られた気の毒な人の話があった(日本語で読める-google「すなのみ デンゲ」でトップに出るはず)。
これを病院でとってもらうくだりは、本当かいなと思われるほど面白い。
取り出すためになんと、勃起しなければならなかったという。
人ごとだと笑っていられるのだが、本人は大変だったろうと同情する。

田舎で聞いてみたら、旦那の尻に7匹ばかり、おちんちんに一匹入ったので全部とってやった、という女性がいた。
勃起させたとは言っていなかった。
いきなりひんむいたというので、さぞかし痛かったことだろう。

かなり多くの人が、すなのみが足に入ると、「このむず痒いのが気持ち良い」といってすぐに取らないで、かゆみを楽しむ?ようである。
この熱帯医学データベースを読んでみると、ブラジル人のようにのんきに「飼って」いて良いのか気になる。
詳しく知りたい人はWikipedia(英語)を見てほしい。
Wikipedia「スナノミ」日本語ページができていた。

ブラジルに、とくに田園地帯に住みたいという人のために言っておくと、破傷風(tétano)の予防注射はしておきたい。
車によく乗る人は、交通事故でけがをしたときに、破傷風の接種が済んでいたら安心だから、都会の人にも予防になる。
ブラジルの保健所に行けば、無料で注射してくれる。
確か0-30-180日の3回接種だったと思う。

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