またもや面白いペプシのCM “Pode to be?”

Joel Santana ジョエル・サンタナ、バイア(Bahia)州のフットボールチーム、バイア(Bahia)の現監督で、ビッグクラブの監督を歴任、南アフリカ共和国のナショナルチームの監督を務めたときには、インタビューで聞こえる怪しげな英語が話題になり親しまれた。
この人がペプシPepsiと組んで楽しいコマーシャルフィルムを作ってくれた。

ブラジルのどこかの海岸で、外国人美人2人を口説きたい青年2人の通訳を買ってでるというのがその場面設定だ。
登場するときに「ジョエ~ル」とバックで歌が流れ、監督姿で現れるところから異様な雰囲気がただよう。
ポルトガル語で話している部分にもポルトガル語の字幕がついていて、見て聞いていると、なんだかわけがわからなくなってくるのがおかしい。

ペプシコーラの宣伝決まり文句は、”Pode ser?”(いいかい?)なのだが、ポルトガル語と英語を混ぜて”Pode to be?”とひねっている。
南アフリカ監督時代(2008-2010)にはその怪しい英語でもインタビューでグイグイ押し切ったジョエル・サンタナ氏、プライドのある繊細な人だったら恥ずかしがるか怒り出すと思われるのだが、その人気英語を活用してコマーシャルフィルムで披露してくれていて、面白くありがたく拝見している。

ジョエル・サンタナ氏、Wikipediaによると、リオデジャネイロ州の4つのビッグクラブ(ヴァスコVasco da Gama, フルミネンセFluminense, フラメンゴFlamengo, ボタフォゴBotafogo)及びバイア州の2つのクラブ(バイアBahia, ヴィトリアVitória)での州選手権優勝経験を誇る唯一の人だ。
2006年にはVegalta Sendaiベガルタ仙台の監督で、日本経験もある。

ジョエル・サンタナ氏をコマーシャルフィルムに出演させる英語教室があったら拍手したいものだ。

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リオで突然ビルが崩れた事故

どこの都市でも危険はどこかにあるものだが、突然自分のいるビル、あるいは目の前のビルが崩れるということは想像できるだろうか。
2012年1月25日午後8時33分、リオデジャネイロで起きた。
座標は、 22°54’31.37″S – 43°10’38.42″Wである。

ラテン系の都市の中心街はセントロ(Centro)と呼ばれることが多いのだが、リオのセントロで、映画館が多いのだろうか、メトロのシネランジア(Cinelândia)駅付近だ。
国立美術館(Museu Nacional de Belas Artes)、国立図書館(Biblioteca Nacional)が一方に並び、反対側にはリオデジャネイロ市議会(Câmara Municipal do Rio de Janeiro)があり、それらを両方に従え市立劇場(Teatro Municipal)が立つ。
政治文化の堂々たる中心地区だ。
市立劇場横の5月13日大通(Avenida Treze de Maio)沿い、劇場の裏手に古いビルがあった。

そのひとつ、18階建てのビルの上部が突然崩れだした。
古いビルを建て替えのために破壊するとき、破片が内側に向かって崩れていくように、ダイナマイトをうまく配置する。
ポルトガル語でインプロゾン(implosão)と呼び、爆発(explosão)と区別する。
それと同じような崩れ方だった。
上部階から下側に向かって崩れていき、隣にある4階建てのビルと、その横の10階建てのビルを巻き添えにして3つのビルが全壊してしまった。
崩れた3つのビルは、1920年、30年、40年代のものだった。

人工的破壊と異なるのは、平日の午後8時半という時間で、商店や事務所のあるビルだったので、多少人が残っていたことだった。
事故から24時間経った1月26日午後8時半の報道では、死者4名、行方不明22名となっていた。
消防(Corpo de Bombeiros)と市民救助隊(Defasa Civil)が中心となって救助作業が続いている。

いっぺんに数万人の命を奪う地震と比較したら、極めて局地的で小規模な事故かもしれない。
しかし事故現場から中継される風景は、地震そのものだ。

地震と異なるのは、地面の揺れなど全くなかったのに建物が突然崩れたことだ。
突然崩れた理由であるが、リオデジャネイロ地区工学農学技師審議会(CREA-RJ – Conselho Regional de Engenharia e Agrônomia do Rio de Janeiro)の最初の分析では、ガス爆発の可能性、地盤の沈下の可能性を否定している。

これから原因調査究明が進んでいくと思うが、現在のところ、最初に崩れた18階建てのビルの3階と9階で行われていた改造工事が何らかの原因になっている見方がされている。
CREA-RJによると、この工事は無許可で行われていた。
発注元企業への罰金は1,500レアルだ。
CREA-RJは工事責任者の技師を探している。
現在の時点の悪者は無許可工事を発注したテナント企業と受託した企業および工事担当技師となっている。

報道によると、古いビルに空調ダクトやケーブル等を通すために、梁に穴を開けたり削ったり、部屋を広くするために壁をぶち抜いたり柱を取り払ったりと、手を加えることが多々あるらしい。
いい加減な工事で、ビル全体の構造を支えている重要部分を損なってしまったのが原因になっているものと思われる。

このビル崩落事故は海外でもかなり報道されている。
アメリカ合衆国では、オバマ大統領がリオで演説した市立劇場の裏で起きた事故だと報道した。
英国は2014年のワールドカップ、2016年のオリンピックに触れて、リオのインフラに不安を示した。

この事故からの教訓であるが、改造工事が行われている古いビルに入ったり近づいたりするのはできたら避けたい。
といってもこのような事故はまれだし、ガス爆発ともなると工事が行われてなくても起きるし、遭う可能性は極めて低いだろうが、避けようとして避けられるものでないのではなかろうか。

(2012年1月26日 Globo Jornal Hoje及びJornal Nacional報道による)

ワールドカップ2014ブラジル大会の国内向け格安入場券

ブラジリア、フォルタレーザ、サルバドール、リオデジャネイロを訪問したJérôme Valcke FIFA事務局長は、ワールドカップ2014ブラジル大会の会場は、いくつか工事の遅れが心配されるところ(特にリオ・グランデ・ド・ノルテ州のナタル)はあるものの、12都市で開催されることを確認した。

予選グループを決める組み合わせ抽選は2013年12月に行われるが、抽選会場の選定については、フォルタレーザ(セアラ州)が有力とされるものの、過去の大会で抽選が行われたリオデジャネイロが除外されるということの他は、まだ白紙のようである。
大会の会場争奪戦からは外れたフロリアノポリス(サンタ・カタリーナ州)なども候補に残っている。

バイア州サルバドールのスタジアム工事の進捗具合は合格点で、そのためコンフェデレーションズカップの会場に新たに加えられる可能性が高まっている。
隣州のペルナンブコ州レシフェを2ヶ月後に視察してから、今年の6月までに両都市での開催の可否が決定されるという。

既にコンフェデレーションズカップの会場に決定している4都市は、リオデジャネイロ(リオデジャネイロ州)、ベロオリゾンテ(ミナスジェライス州)、ブラジリア(連邦区)、フォルタレーザ(セアラ州)である。

FIFAとブラジル組織委員会との意見の相違から、まだ制定されていないワールドカップ総合法(Lei Geral da Copa)であるが、FIFA事務局長は、FIFA・ブラジル両者共時間が迫っていることを認識しており、相違点のすり合わせと法制定は間近と、楽観的な見通しを持っている。

割引入場券については、リーグ予選についてのみ40レアルの券を30万枚ブラジル人向けに販売することになった。
このチケットは一般向けと比較してどれだけ割安なのかはよくわからない。
どのような手続きで販売するのかもまだわからない。

会場でのアルコール飲料(ビール)販売については、FIFAはそれを認めるよう強い主張を崩していない。

コンフェデレーションズカップの組み合わせ抽選は、試合会場にはなっていないサンパウロで、2012年12月に行われることが決定した。

(Globo Jornal Nacional 18,19/01/2012を参考にした)

ヘタレ腰抜け船長はイタリアの海の男の面目をつぶす

2012年1月13日金曜日深夜、地中海イタリア沿岸でのCosta Concordia号の座礁転覆海難事故であるが、ブラジル人も多数搭乗していたため、ブラジルのテレビニュースでも報道スペースは大きい。
現地の座標は、42°21’56.48″N – 10°55’16.35″Eである。

コスタ・コンコルジア(Costa Concordia)丸は乗員約1千名を含む4千2百人を乗せていたのだが、今回の事故で一番興味深いのが、乗客乗員の安全から航海中のすべての責任を預かるはずである船長の行動だ。

特に、当初は「最後まで船に残った」と主張していたFrancesco Schettino船長(フランチェスコ・スケッティーノと、名前は「助っ人」みたく格好いいのであるが)とGregorio De Falco(グレゴリオ・ジ・ファルコとこちらも格好いい)沿岸警備隊長との会話は、言い逃れようとするヘタレ船長と、帰船して乗客救助するよう怒りながら彼に命ずる隊長との生々しいやりとりだ。
ポルトガル語字幕付きの肉声で何度も放映されたので、イタリア語の決まり文句は頭に残っている。

すでにTシャツにまでなっている決まり文句は、
(it.) Vada a bordo, CAZZO!

Google Tradutorで訳すと、
(en.) Go on board, FUCK!
(po.) Ir a bordo, FODA! テレビでは Vá a bordo と訳していた(cazzoは訳さず)。
(Googleの日本語訳は変なのでのせない。)
カッツオとは罵り言葉のようだ。

cazzoは男性器のことを指すそうだ。
この意味を尊重すると、この文句の訳は、
(po.) Vá a bordo, CARALHO!
とするのがよさそうである。
イタリア語とポルトガル語はかなり似ている。

この恥さらし船長はTitanicの映画を見なかったのだろうか。
映画でのタイタニックの船長は、事故に対して全く無能だったが、船橋に最後まで残って自分の運命を船と共にする心意気というか、矜持というか、恥だけは持っていた。

乗客救助を放り出して救命ボートで早くも上陸したSchettino船長の行動には、感心できるものは一つもない。
レストランで食事を注文したとか、タクシーで自宅に帰ろうとしたとかである。
最新の報道では事故の前、ブリッジに女性がいたとか言われている。

イタリアは周りを海に囲まれ、島も多く、ローマの昔から海運が発達しているという印象を持っている。
しかし今回、Gregorio氏だけでなく、イタリア中の海の男が悔しさに泣いているのではないか。

スープと凧にノー! (Diga Não a SOPA e PIPA!)

昨日2012年1月18日は、米国議会の画策するインターネット関連法案が検閲につながるというので、反対運動が多くのインターネット企業によって行われた。
wordpress.comでも、Freshly Pressedの内容が全部”censored”になっていた。

問題の法案は、オンライン海賊行為阻止法(あるいはオンライン著作権侵害行為防止法 SOPA = Stop Online Piracy Act)とIP 保護法(あるいはネット規制法 PIPA = Protect IP Act)というのであるが、この法案の頭文字がそのままポルトガル語の単語になっている。

SOPAはスープで、PIPAは凧である。

Wired.com (wired.jp)によると、
(引用開始)
これらの法案に使用されている表現によると、米司法長官はISP各社に対して、違法コピーおよび偽造商品の不正取引が疑われる、国外に拠点を置くサイトへのアクセスの阻止、こうしたサイトを検索エンジンのインデックスから削除する要求、疑わしいサイトの広告掲載の禁止、および告発されたサイトに関する金銭取引処理を阻止する命令の権限を持つことになる。同様の基準が米国を拠点とするサイトに適用されたら、『Wikipedia』『Tumblr』『WordPress』『Blogger』『Google』『Wired』といったサイトはすべてブロックされるだろう。
(引用終わり)

違法コピーおよび偽造商品の不正取引が「疑われる」だけで検閲対象になってしまう、ということだ。
これは踏み込み過ぎではないか。

最近、隣国のアルゼンチンは政府の意向に従わない新聞会社には輸入新聞用紙の割当を行わない、などという一種の検閲を政府が画策している例もあるし、きな臭い動きにはできるだけ注目して、ささやかなブログにも住みにくいインターネットになってしまわないように願いたいものだ。

Diga Não a SOPA e PIPA!
ジーガ・ノン・ア・ソパ・イ・ピパ!
(スープと凧にノーと言おう!)
けっこう語呂が良い。

リオデジャネイロにある不思議な島はこの世の楽園か

さて、Google Earthでリオデジャネイロをみていたら、不思議な島を見つけた。
座標は、 23° 0’12.18″S, 43°18’33.39″W である。

高級コンドミニアムと高級ブティックの入るショッピングセンター、それにリオのお約束である海岸に恵まれた新しい高級住宅街は、バッハ・ダ・チジューカ(Barra da Tijuca)であるが、チジュカ湖(Lagoa da Tijuca)の東端に、その海へ通じる連絡水路をふさぐように島が2つある。
東側の島がIlha dos Pescadores(漁師島)、西側の島がIlha da Gigóia(ジゴイア島)だ。

Google Mapでみると、2つの島はただ島の名前が書かれているだけで、何もない無人島に見える。
しかし衛星写真に切り替えると無人島どころではないことがわかる。

漁師島は大陸と橋でつながっているのだが、漁師など全く見あたらず、代わりにあるのは何面ものテニスコート、ボートかヨットのハーバー、駐車場など、つまり島一つがクラブになっているようである。
変わっているが、島一つがひとつの高級そうなクラブになっているので、島の統一はとれている。

より興味をひくのが西側のジゴイア島だ。
測ってみると南北460メートル、東西330メートルの小さな島だ。
下の記事を見ると居住者は3千人とあるのだが、そんなにたくさんの人がここに住んでいるようには思えない。
島の形がきっちり長方形であるとして人口密度を計算すると、3000/(0.46×0.33)で、19762人/平方キロメートルと、とんでもなく高い。
同じく島である、高層の建物が立ち並ぶモルディブの首都マレで 104403/1.7で61413人/平方キロメートルなのだが、ジゴイア島には3階建て以上の建物はなさそうである。

島は大陸とはつながっていない。
島の外周に位置する大きめの高級そうな家々は船着場を備えて、船で行き来できるようになっている。
島の内陸部には家がたくさん建っていて、道路もある。
しかし自動車は一台もないようである。
自動車が通れる幅の道路がないし、この島の大きさから全く必要性がないからだ。

島の南側に連絡船が行き来して、バッハ・ダ・チジューカを東西に縦走するアメリカ大通(Avenida das Américas)とつないでいる。
その水路の距離は約60メートルにすぎない。

Google Earthで写真を見ると島の様子がさらにわかる。
島内陸の小さめの家は、小ぎれいな住宅だ。
ペンション(pousada)もある。
道路は歩行者向けの幅だ。
驚いたことにゴミで汚れたドブ川まである。
ドブ川沿いに船着場があったりする。

以下は2010年6月13日の記事から。

あなたはバッハ・ダ・チジューカの真ん中の島に住みたいと思うだろうか?
田園生活的興味からこの島を訪れたくなった。

島の生活はマジックに満ちている。
いや、島には独自の生活がある。
島には商店、美容院、ピッツアリア、ペンション、街角の飲み屋、ONG(=NGO)まで揃っている。
島へ渡るには渡し舟を利用する。
運賃はルートによって違うが、0.50レアルから。

約3千人の島の住人は2つに分けられる。
ひとつは、島外で働き、鳥の声で目が覚める島の家に帰ってくる人たち、もうひとつは、島の商店で働き、全て島内で済ませてしまう人たちだ。
閉めると島の人が文句をいうので、休日も営業する雑貨屋Amendoeiraとか、最後の客が帰るまで閉店しない開業41年のGalegoバーとかが、後者の例だ。

島には犯罪はなく、島の人の不満は高額な土地家屋税(頭文字をとってイーペーテーウーと呼ばれる IPTU – Imposto sobre a propriedade Predial e Territorial Urbana)だけのようだ。
石の舗道を歩くと、観光地であるブジオ(Búzios), パラチ(Paraty)あるいはカライバ(Caraíva)にいるのかと錯覚させる。

(http://oglobo.globo.com/rio/bairros/posts/2010/06/13/por-dentro-da-ilha-da-gigoia-299247.aspを参考)

続いては2010年8月11日の記事から。

島であることから専有は禁止されているはずである。
しかし1997年までに、連邦政府の機関Superintendência da Patrimônio da Uniãoは160件に対して、手数料の支払を条件として占有を許可したが、所有証明書などは発行されていない。(と言うことは譲渡はできないのだろうか?)
しかも役所による検査など無いので、建築は不規則に続いている。

市役所の言い分は、この島は市の管理権はなく、海軍に所轄するものだという。
通りの名称や番地表示、水道・電気供給は住民がみずからの手で行ったものだ。

インフラの不足を物ともせず不動産投資は続き、大きな土地所有者は賃貸のために家屋を建設している。
「これまでは田舎町ののどかさのあった島に急にさまざまな階層の人が行き来するようになってファベーラ化している」
と昔からの住民は語る。

2010年3月、7人の住人は、禁止されている自然保護地区へ建設を行った件で5万6千レアルの罰金と違法建築の取り壊しを課された。
この取締りがなかったら、2階建ての家16軒が建っていただろう。
最近の市役所による取り締まりにかかわらず、島には建設材料の店があり、住民は勝手に家を建てたり改造したりする。

土地家屋税を徴収する市役所は2005年ころから島の管理法を検討しているが、島の正当な所有者である連邦政府の関与が必要だと考えている。
一方連邦政府は州及び市の政府が占有や自然保護の取締りをすべきだと主張している。

誰もが責任をかぶりたがらない中、不動産関連の広告はインターネットに出回っている。
この地域を管轄する区役所は、管理を厳しくして必要ならば建築を停止すると不法建築者をびくびくさせている。

(http://mais.uol.com.br/view/99at89ajv6h1/ilha-da-gigoia-esta-em-processo-de-favelizacao-04029B326EE0C193A6?types=A Ilha da Gigóia está em processo de favelização – 11/08/2010 20h27を参考にした)

ああ、ここも元は不法占有地なのだ。

不法占拠でもかまわない

IBGE(ブラジル地理統計院)による2010年の国勢調査から、不法占拠地居住についての統計が出た。
ブラジル国民の約6%はファベーラ(favela), 水上家屋(palafita)その他の形の、不法侵入を受けた土地に住んでいるという調査結果であった。
以前の国勢調査とは方法が異なっているので直接比較はできないのだが、2000年に650万人であったこのような地域の住人は、2010年に倍増して1140万人になった。

ファベーラ(favela)、水上家屋(palafita)その他さまざま、全国に6,329箇所の不法占拠地がある。
ブラジルの地方別にみれば、人口の集中する南東ブラジルに半数の不法占拠件数があり、大部分はサンパウロとリオデジャネイロの大都市圏に集中する。
職と利便と安い住まいを求めて人が集まるからだ。

不法占拠地の問題は都市インフラとサービスからの疎外である。
全国ではこのような地域の33%に下水施設がない。
12%に上水道が引かれていない。
一方でほぼ100%に電気は来ている。

リオデジャネイロ市には130万人のファベーラ住人がいる。
最近、軍の協力で州政府によって犯罪組織から平和的に解放された最大のファベーラ、ロシーニャ(Favela da Rocinha)の住人Fernando氏は語る。
「年を取ったり、身体に障害などあったら大変だと思う。
水道?出たり出なかったりで当てにならないよ。
下水?雨が降ればこの道路が下水道になるよ。」

画面では奇妙に曲がりくねり、人ひとりくらい狭いところもある迷路のような階段を登っていくフェルナンド氏。
良い運動になりそうではあるが、仕事で疲れた後、あの迷路階段を登って帰宅するのは大変だろう。

文盲率は一般都市部で4.2%に対して、この地域では8.4%と2倍高い。

(Globoニュースの2011年12月末の2つの記事
http://g1.globo.com/jornal-hoje/noticia/2011/12/quase-115-milhoes-de-brasileiros-vivem-em-ocupacoes-irregulares.html
http://g1.globo.com/videos/jornal-nacional/t/edicoes/v/pesquisa-do-ibge-revela-que-6-da-populacao-brasileira-vivem-em-favelas/1739999/
を参考にした)