ブラジルの街で車を運転するときの注意

ブラジルの街の安全情報で、自動車を運転する場合の注意である。

2011年第3四半期、サンパウロ市だけで10,696台の自動車が盗難に遭った
2010年同期間の盗難台数と比べて、約2千台も増加した。
サンパウロ市公安局の発表のこの数字は、一日で116台、1時間当り5台が盗難被害になる勘定だ。

児童心理学者Rosana Molinari氏は、2011年に2回車を盗まれた。
2回目は車は回収できたが、パネルは破損し、スペアタイヤがなくなっていた。
2回とも駐車した場所は、サンパウロの伝統ある地区の路上だった。

サンパウロ州・軍警察のcapitão Cleodato Moisés氏は、駐車する場所はできるだけ照明が明るくて人通りの多いところをすすめる。

この時期に多いスキは、買い物後、袋を車のシート上に置いておくことである。
泥棒の格好の撒き餌となる。
このようなものは全部トランクにしまうことだ。
車の中を見渡して、金目のものが何も目につかないようにする。
車のオーディオは外しておく。
ブラジルに多いのは前面が取り外しできるモデルである。
前面を外して車から持ち出せば、泥棒の注意を引かない。

運転中は注意に怠りなく、できるだけ中央寄りの車線を走ることだ。
強盗は道路の端に近い車線を好む。
ただ、みんなが中央寄り車線を走りたがったらどうなるかは知らない。
赤信号などで止まらなければならないときはできるだけ前の車との間に距離を置いて、異常を感じたら少しでも移動できるようにする。

家の車庫へ入る前は、通りに怪しい人影がないか確かめる。
車庫へ入れるときは、バックで入庫する。
注釈しておくと、ブラジルの道路や車庫は日本のものより広くゆったりしているので、前向きに入庫する人が多い。
日本では道路も車庫も幅が狭いので、バックで入れないと入らない場合も多いので、条件がかなり違う。
車で外出するとき強盗が通りで待ち伏せしていて、車が後ろ向きにソロソロ出てくるのを見ると、運転手の視界に入る前にすばやく車のそばに近づき、運転者を脅すことが可能だ。
もし車が前向きで出る場合は、強盗は発見されやすいので、実行を思いとどまる可能性がいくらかある。

(Globo Jornal Hoje 20/12/2011 13h41 – Atualizado em 20/12/2011 13h41から)

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Vale社の巨大貨物船団戦略のつまずき

韓国製新鋭巨大鉱石船は鉄くずになるか

Vale só saberá o que causou rachadura em supercargueiro em 2012
Dubes Sônego e Yan Boechat, iG São Paulo | 15/12/2011 05:44
ということで、Vale(ヴァーレ)社にとって巨大貨物船の亀裂の原因を解明・発表する期限は2012年に入ってからとなった。

この日の記事ではVale Beijing丸には鉱石35万トン、燃料7千トンが積載されている
現在原因究明作業に関連しているのはSTX、リスク調査会社Det Norske Veritas (DNV)、Valeである。
「色々憶測はできるが、原因は技術的調査によって解明されるべきであり、それには多分1ヶ月かかり、多くのパラメーターが関連している。」
DNV社のソースはこう言う。

ベレンから船が着くのを待ち、12月19日から燃料の半量を抜き取る作業が始まることになっている。

正確な情報の発表は先に延びた一方で、国際海運界で憶測は飛び交っている。
一番信じられている憶測は、Vale Beijing丸の造船の欠陥である。
ブラジルのリスク調査会社RBNAのLuiz Alberto de Mattos氏はこう語る。
「情報が少なくて判断は難しいが、これだけの問題が起きるためには、プロジェクトのミスか、材料が強度などの要求を満たしていないことが考えられる。」

ノルウェーのDNV社はVale Beijing丸のリスク調査を引き受けたため、すべての資料にアクセスして、船が安全か判断するために技術再計算を行なっているはずだ。
そのため、Vale Beijing丸の問題はDNV社に損害をもたらす可能性がある。

船体亀裂箇所のサンプルを入手できれば、どこから亀裂が始まり、どのように広がったのかを解明できる。
それから事故をシミュレートできる。
そのあとでようやく船が大洋を航海しても安全かどうかを判断できる。
それまではVale Beijing丸は35万トンの鉄鉱石を積んだまま足止め状態が続く。

(http://economia.ig.com.br/vale-so-sabera-o-que-causou-rachadura-em-supercargueiro-em-2012/n1597411094790.htmlから)

Supercargueiros têm sido fonte de problemas para a Vale
Yan Boechat e Dubes Sônego, iG São Paulo | 15/12/2011 05:00

今回のVale Beijing丸の問題は、Valeにとってこれまでの巨大貨物船のトラブルにまた一つ頭痛の種が加わった格好だ。
もともと、35隻(うち19隻は自社所有)の鉄鉱石巨大貨物船を自前で持ち、四海のすみずみまで運ぶプランであった。
この壮大なプランは戦略ミスであったと言われている。
この記事の一週間前、Vale社長Murilo Ferreira氏はO Globo紙のインタビューで、韓国・中国に発注して2013年までに納品されることになっている貨物船全てを売却する意向を示した。

まだ納品が済んでいない資産を売却するという方針は、前社長Roger Agnelli氏の描いた戦略とかけ離れたものだ。
鉄鉱石の運賃が1トン100ドルを超した2008年、Agnelli氏は7年前に全て売却してしまっていた船団を再び自社で所有する決定をした。
そのために、Vale社は新たに巨大専用貨物船を建造することにした。
船団はこれまでのものと全く異なるカテゴリーで、Valemaxと呼ばれた。

Valemaxとは巨大貨物船カテゴリーで、全て38万から40万トンの積載量を持つ。
パナマ運河を通行可能な最大の船は8万トンである。
浮かぶものとしては最大級の大きさだ。
例えばVale Beijing丸は365メートル、積載量はトラック11,000台に相当する。
その鉄鉱石からはサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを3つ建設して余りある。

印象的なその数字であるが、現在まで6隻が就航しているValemaxはその本来の目的、中国へ鉄鉱石を運ぶ使命を果たせないでいる。
中国側ロビーはValeが輸送を独占して運賃を壊滅的に下げるとみなしており、そのため北京政府はValemaxの接岸を許可していない。
一応中国の港湾は40万トン級の積荷を処理する大きさがないということを理由にしている。

6月、Valeがこのクラスの船の最初の航海を祝っているとき、アフリカの喜望峰から逆戻りを余儀なくされた。
突然中国が船の接岸を拒否したのは全く寝耳に水であった。
そのためValemaxはイタリアへ回り道をして鉄鉱石を降ろしている。
現在Valeは、巨大貨物船団をマレーシアで一種の配送センターとして、そこで積替をして中国へ鉄鉱石を運ぶことを考えている。

Valeのような規模の会社が、60億ドルに及ぶ巨大貨物船団の投資を、事前に顧客との合意なしに踏み切るとは想像外であるが、事実それが起こったのだ。
「前もってこの問題は交渉しておくべきだった。
それを怠ったから今になって荷降ろしができないでいる。
その船の一部は当の中国製であるのにだ。
Valeには逆風が吹いている。」
Banco Fator戦略担当Lika Takahasi氏は言う。

Valeにとって法律上の問題だけにとどまらなく、経済的問題でもある。
2008年に1トン100ドルであった運賃が現在30ドルであることから、巨大投資の回収は遠い先のことになる。
「船団は経済的負担になっているのは間違いない。
会社の投資は、うまくいっているニッケル、鉄鉱、銅、石炭、肥料に集中しなければならない。」
Murilo社長は認める。
しかしながら、ValeはまだValemaxに固執しているようだ。
Valeは長期契約を結んで輸送を担ってくれるところに売却しようとしている。

船団売却の戦略は、実現すれば確かに会社の財務コストを減少させてくれるだろう。
しかしまた確実に、このオペレーションでValeはいくらかの金を失うことになろう。
「それが起こらないということは考えられない。
でもValeには選択肢はない、最良の解決は19隻の売却だ。」
Banco do BrasilアナリストのVictor Penna氏は言う。

こうした問題の中のVale Beijing丸だ。
この船はValeの所有でない。
韓国のSTX Panocean社の所属で、Valeとは25年契約を結んでいる。
Vale所有船でなくても、この事故は就航したばかりのValemaxの有効性に多くの疑問をつきつけている。

(http://economia.ig.com.br/supercargueiros-tem-sido-fonte-de-problemas-para-a-vale/n1597411096196.htmlから)

現金を引き出して銀行を出るときは次の注意を守る

Idosos são as principais vítimas dos bandidos nas agências bancárias
「お年寄りは銀行で強盗ひったくりの被害に遭いやすい」
防犯カメラが写した集団ひったくりの場面では、3人が年配の被害者の後ろから近づき、一人が被害者に後ろからぶつかり、一人が被害者の注意をそらすために宝くじ券をばらまき、一人が被害者のポケットから財布を奪うという分業で盗みを働いた。
被害者が我に返ったときには、犯人共はすでに画面外へ消えていた。

同じ記事で、街を歩く人を観察しながら、警察官が銀行から出る時、街を歩く時の注意点をあげていた。

一般的注意

  • なるべく一人で銀行へ行かない。
  • 自分の周囲への注意を怠らない。
  • 一時に多額を下ろさず、大金を持ち歩かない。
  • 歩きながら札を勘定しない。
  • 財布を手に持って他人から見えるようにしない。

女性あるいはバッグを持った人

  • 財布はバッグに入れて体に密着して持つ。
  • バッグは体の後ろに回したり、腕にぶら下げたりしないで、脇の下に抱え、片手で吊り帯をつかむ。
  • 透明なバッグは避け、バッグの口をきちんと閉じる。

フォーマルなズボンの男性

  • 後ろ(尻)ポケットに財布を入れ、付いているならボタンを掛ける。
  • 前(脇)ポケットは開口部が広いので、後方から手を突っ込まれて中の物を取られる可能性が高い。

交通量の多い道路を運転するときは、バックミラーを見ながら走る。
人ごみの中を歩くときもこれと同じだ。
バックミラーを使う代わりに、後ろに怪しい人物がついてきていないかときどき振り向いて確かめながら歩くのが安全だ。

私に一回ある盗難未遂事件は、はるか昔サンパウロで起きた。
一人で市内バスターミナルで乗り場を探してうろうろしていた。
二日酔いでかなりぼうっとしていた。
財布は前(脇)ポケットに入れてあった。
こういったつけ入られる条件が一杯の時に、後ろからポケットに手を突っ込まれて財布を取られそうになった。
たまたま財布は地面に落ちたのですぐ拾ったのだが、まわりにいた数人は何も知らないような顔をしていた。
集団ではなかったので、このうち一人が犯人だったのだろうが、しくじったので何くわぬ顔をしていたのだろう。

あの頃のブラジルは今よりもずっと平和だった。
武器は少なかったし、クラックなどという危険なドラッグもなかった。
(30/11/2011 Globo Jornal Hoje http://g1.globo.com/videos/jornal-hoje/t/edicoes/v/idosos-sao-as-principais-vitimas-dos-bandidos-nas-agencias-bancarias/1714367/から)

泥棒がツイートしてくれた

休日の前の日、あるエンジニアはうれしくてソーシャルネットワーク(rede social)に書き込みをした。
「これから旅に出ます。」

彼が休日を思い切り楽しんでいる一方で、メッセージを見た泥棒たちは安心して留守宅に侵入して、家電製品や金目の物をごっそり盗んでいた。
さらに最後に、犯人はメッセージを残していた。
「次に旅にでるときも知らせてくれよ。」

先週サンパウロ西部のあるアパートでは、家には電気製品がたくさんあるとソーシャルネットワークに書きこみをした青年の住まいに押し入った泥棒が、警察に射殺された。

「あなたがネットに書きこむことは情報あさりの標的となる。
あなたの友人の友人といった人が、あなたの写真を見て、どこに住んで何を持っているのかを知ることになる。」
Andre Salles Lamber Neto署長は語る。

ソーシャルネットワークは、友人の輪を広げる楽しいものであるはずなのだが、同時に危険な道具となる。
警察や専門家が語る注意は次の通りだ。

  • 実際に知っている人のみ友人として受け入れる。
  • 旅行中に写真をアップしない、家を留守にしていることを教えるようなものだ。
  • 外出するとか、行き先を言わない。
  • 親密な情報、個人情報をネットに流さない。
  • 書きこむ前にいっとき考える。

「書きこみをするときにはその内容が、あなたに何か悪さをする結果になるかどうかよく考えるように。
情報が悪用されるおそれがあるなら、書きこみをするな。」
ネット犯罪専門家Wnderson Castilho氏は述べる。

「今日ソーシャルネットワークは、犯罪人が被害者を選ぶ道具のひとつになっている。
犯人にとっては簡単で安全なツールだ。
映画を見ている人は携帯に応えることはないから、犯人はその家族に電話をして誘拐詐欺にひっかけるようなことができる。」
署長はそう諭す。

ブラジルではソーシャルネットワークの注目のされ方が全く違っているようである。
ポルトガル語で書きこみをするときはよく注意しよう。

(7/12/2011 14h09 – Atualizado em 07/12/2011 14h12 Globo Jornal Hojeから)

韓国製新鋭巨大鉱石船は鉄くずになるか

つい3ヶ月前の2011年9月に韓国で製造されて、世界最大の鉄鉱企業Vale社に納品されたばかりの巨大鉱石専用貨物船が、早くも船体破壊の危険にみまわれている。

マラニョン(Maranhão)州都サン・ルイス(São Luis)ポンタ・ダ・マデイラ(Ponta da Madeira)港で、ロッテルダム港向けに荷積み中、船体に亀裂が入っているのが発見された。
亀裂から海水が船内に浸水して、船体が艫の方へ傾いている。
船は空荷ではなく、26万トンの鉄鉱石と334トンの軽油を積載している。
船体が破壊されると深刻な環境問題を引き起こすだろう。

港湾局は、船を即座に水深の深いところへ曳航しないと、沈んだ艫が海底に接触して船体が折れ、積荷が流出する危険があるとしている。
船体と海底はわずか1メートルしか離れていない。
船は、修理作業を容易にするため、より深く海水の透明度も高い、水深30メートルの9キロ先沖合に向け曳航された。

ブラジル海軍は、最初の航海も終えてない世界最大級の最新鋭巨大貨物船に、どうして亀裂が入ることになったか調査を始めている。
積荷積載のミス、材料の疲労(まだ新しいのに…)、造船のミスなどがその原因になりうるとしている。

韓国STX Pan Oceanで製造・運行されているVale Beijing丸は、Vale社が発注して2013年までに納品されることになっている8隻の鉱石船の最初の1隻である。
鉄鉱石運搬価格を下げて競争力を高める、Vale社の切り札だ。
価格1億1千万ドル、積載量40万トン、全長391メートルの浮かぶ(その後沈むわけだが)鉄くずとならないことを願う。
でも最初の1隻がこうだと、残り7隻は大丈夫だろうか。

12月9日現在、韓国から来たエンジニアが調査を行なっているが、まだ事故の実態も原因も明らかになっていない。
STX Pan Ocean社は、水がより澄んでいるセアラ(Ceará)州沖に船を移したいそうで、ブラジル環境資源院(IBAMA)は、船を浮きで囲むよう命じた。
沖合に曳航できたのだから船体破断の危険は少なくなったと思う。

(6/12/2011深夜 Jornal Globo記事及び9/12/2011 http://g1.globo.com/brasil/noticia/2011/12/ibama-exige-colocacao-de-boias-ao-redor-de-navio-da-vale-no-maranhao.htmlを参考)

Vale社の巨大貨物船団戦略のつまづき

ブラジル人のよくある名前50

あるクレジット審査会社が調査発表したブラジル人に多い名前を上から50並べた。
ブラジル人のCPF(Cadastro de Pessoas Físicas 自然人登録、つまりブラジルの”マイナンバー”)1億6500万が調査された。

調査対象から見て、小さな子供の名前は含まれていず、銀行口座開設や入学試験志願などの社会的活動に参加するようになった人が母集団といえよう。

最近はやりの名前は入っていないわけだ。
リストは男女名が混じっている。
ジョゼ・アントニオのような2つ以上の名前を持つ人がどう記録されているのかわからないが、リストは複合名は入っていないから、一つ一つ独立した名前として記録されたのだろう。

マリア、ジョゼの1位2位ぶっちぎりは想像通りといえよう。

Veja a lista com os 50 nomes mais comuns, segundo a proScore.

Maria 13.356.965 マリア F
José 7.781.515 ジョゼ M
Antônio 3.550.752 アントニオ M
João 2.988.744 ジョアン M
Francisco 2.242.146 フランシスコ M
Ana 1.996.377 アナ F
Luiz 1.541.895 ルイス M
Paulo 1.416.768 パウロ M
Carlos 1.384.201 カルロス M
10º Manoel 1.334.182 マノエル M
11º Pedro 995.254 ペドロ M
12º Francisca 853.590 フランシスカ F
13º Marcos 823.738 マルコス M
14º Raimundo 821.242 ライムンド M
15º Sebastião 798.627 セバスチャン M
16º Antônia 672.400 アントニア F
17º Marcelo 628.138 マルセロ M
18º Jorge 587.670 ジョルジ M
19º Márcia 557.347 マルシア F
20º Geraldo 530.050 ジェラルド M
21º Adriana 529.778 アドリアナ F
22º Sandra 497.971 サンドラ F
23º Luís 492.208 ルイス M
24º Fernando 489.142 フェルナンド M
25º Fábio 481.790 ファビオ M
26º Roberto 480.695 ロベルト M
27º Márcio 471.906 マルシオ M
28º Edson 467.806 エジソン M
29º André 465.484 アンドレ M
30º Sérgio 462.397 セルジオ M
31º Josefa 453.636 ジョゼファ F
32º Patrícia 446.001 パトリシア F
33º Daniel 439.826 ダニエル M
34º Rodrigo 438.083 ロドリゴ M
35º Rafael 432.356 ラファエル M
36º Joaquim 431.594 ジョアキン M
37º Vera 430.683 ヴェラ F
38º Ricardo 423.616 リカルド M
39º Eduardo 417.277 エドアルド M
40º Terezinha 409.120 テレジニャ F
41º Sônia 403.702 ソニア F
42º Alexandre 403.114 アレシャンドレ M
43º Rita 396.901 リタ F
44º Luciana 390.507 ルシアナ F
45º Claudio 390.104 クラウジオ M
46º Rosa 385.634 ロザ F
47º Benedito 378.680 ベネジト M
48º Leandro 378.136 レアンドロ M
49º Raimunda 372.672 ライムンダ F
50º Mário 364.589 マリオ M

[追記]
カタカナ表示と性別を入れてみた。

カタカナ表記は、
-マリーア、ジョゼーのようなアクセントを強調する長音を入れない、
-子音rのブラジル風発音ハヒフヘホでなく、通常の表記ラリルレロにする、
ので、発音よりローマ字としての表記を重視した。

性別は、この名前が単独で使われた場合のもので、複合名ではこの限りでない。
例をあげると、José Mariaという男性やMaria Joséという女性は結構みられる。

(データはproScore、記事はGlobo Jornal Hoje 29/11/2011、http://g1.globo.com/jornal-hoje/noticia/2011/11/levantamento-aponta-maria-como-o-nome-mais-popular-do-brasil.htmlから)

ブラジル医学生の選ぶ人気専門科目

ブラジルの大学の医学部はやはり6年であるが、卒業すれば国家試験などに通る必要なく医師として働くことができる。
しかし、例えば心臓科や婦人科などの専門医になるためには、新卒業生は病院で専門医について2年から5年研修医として学ばなければならない。
これはresidênciaと呼ばれ、病院の受け入れの空きをめぐって試験がある。

選択肢がある場合の常で、志望者が少ない空きに押し寄せる分野と、希望者が少なく楽に入れる分野が分かれる。
そして競争が激しい分野では、選抜試験がもうひとつの入試に例えられる。

サンパウロ大学(USP – Universidade de São Paulo)でレジデンシアの試験が行われた。
志望者が集まる分野は、皮膚科(dermatologia)16.31(志望者/定員)、眼科(oftalmologia)14.18、神経外科(neurocirurgia)14などだった。
サンパウロ連邦大学(UNIFESP – Universidade Federal de São Paulo)パウリスタ医学校では、皮膚科25.6、一般外科23.7、神経外科22.7と、かなり似た傾向だ。

UNIFESPのレジデンシア・コーディネーターGilmar Fernandes do Prado氏の分析では、専門医の人気には市場の影響が大きく、仕事に対する報酬が大きい分野に集中するという。

応募が少ない方は、USPで伝染病科(infectologia)0.14、UNIFESPで移動医学(medicina do tráfego)0.2などだ。

移動医学とは聞きなれない言葉だが、手段を問わず移動する人間の肉体的、精神的、社会的健康を維持し、同時にエコロジー的な調和を目的として、移動・移動手段と人間の相互作用を取り扱う医学専門分野という。

競争が激しい分野の顔ぶれは、外科関係はともかく、皮膚科や眼科など、あまり緊急手術や力仕事がなさそうで、都会で開業しやすそうな専門科目が選ばれているように思える。

日本で産婦人科のように、時間が不規則で重労働でしかも医療訴訟につながりやすそうな専門科が避けられるというが、少し似た現象がブラジルでもみられるわけだ。

( Globo Jornal Nacional 2011年11月28日放送記事から)