ブラジル法学生の無銭飲食日

Dia da Pendura「無銭飲食の日」というのがブラジルにあるのだ。
8月11日は弁護士の日、そして弁護士週間の始まりだ。

19世紀、1900年以前からあった習慣と言われる。
その頃の弁護士への尊敬は、現在とは比べものにならない大きなものだったのだろう。
レストランの主人は、この日には喜んで法学生の飲食の勘定を持ったという。

法学生の数は圧倒的に増加した。
ブラジルほど法学部の多い国はない。
すごいデータがある。
CNJ (Conselho Nacional de Justiça)全国法曹審議会による昨年のデータでは、1,240の法学部があるという。
ブラジル以外の国全てを足しても1,100だというのにである。

おおらかな太っ腹レストラン主は少なくなった。
それでも法学生の食い逃げの習慣は廃れていないという。
だからひどいケースでは通報され逮捕される学生もいるようだ。

ある弁護士は語っている。
「遊びの範囲に収めておくのなら許されるが、限界を超えたらその結果を甘んじて受けねばならない、私らの頃は前もってレストランと打ち合わせておいたものだった。」

この習慣に反対する弁護士も多い。
「社会経済の習わしが変化した現在、無銭飲食の習慣自体許されるものでないのに、法学生でない者にまで乱用されている。
そもそも法秩序を尊ぶべき職業のものが他人に損害を与える乱痴気騒ぎに手を染めるべきではない。」
まともな意見だ。

「普段行ったこともないレストランに押しかけ、高価な皿ばかり注文する輩がいる。
いつも通って常連になっている場所で、主人が心から喜んでもてなしてくれるというのが、良き習慣として伝統的に許されるものだ。」
納得。

最終学年の法学生は言う。
「悪乗りでなく、節度と交渉ありだ。
飲食全てただにしてもらうのでなくレストラン側と交渉したうえで、割引とかデザート無料とかを得ている。」
これくらいなら応じてくれるレストランも多そうだ。

「学生によっては「無銭飲食」は、食べて飲んで歌って騒いで全く勘定を払わない行為を意味するが、食べ物だけは無料にしてもらっても飲み物とウエイターへのチップは支払う者もいるのだ。
伝統と言われようが悪乗りと言われようが、とにかく「無銭飲食の日」は法学生にとって大きな行事である。」

法学以外の他の学生にこういった日はあるのだろうか、これからニュースに注意してみよう。

(Marina Diana によるig.com.brの2つの記事
“Dia da Pendura”: tradição ou oportunismo?
Advogados criticam desvalorização da profissão
から)

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